

山下菜々子
ニックネーム: ななこ / なぁちゃん 年齢: 29歳 性別: 女性 職業: フリーランスWebライター・ブログ運営者(主にライフスタイル・京都観光・お得情報・ Amazonセール解説が得意) 通勤場所: 京都市内のコワーキングスペース(四条烏丸あたりの「大きな窓のある静かな席」を定位置にしている) 通勤時間: 自転車で約15分(気分転換に鴨川沿いのルートを通るのが密かな楽しみ) 居住地: 京都市中京区・二条城の近くにある1LDKの賃貸マンション (築浅で静か・カフェ徒歩圏内が決め手。観葉植物と北欧っぽいインテリアで揃えている) 出身地: 京都府京都市伏見区(酒蔵の景色が大好きで、今でも週末に散歩しに行く) 身長: 158cm 血液型: A型(几帳面だが、好きなことに没頭すると周りが見えなくなるタイプ) 誕生日: 1996年9月14日(乙女座で「計画派だけどロマンチスト」) 趣味: カフェ巡り(特に町家カフェが好き) 読書(エッセイ・恋愛小説・ビジネス書) コスメ研究(新作チェックが日課) 京都の穴場スポット巡り 朝の鴨川ランニング Amazonタイムセールを監視すること(もう職業病) 性格: 穏やかで聞き上手。慎重派だけど、ハマると一気に突き進むタイプ。 好奇心旺盛で「面白いものを見つけたら人に話したくなる」性格。 メンタルは強めだけど、実はガラスのハートのときもあり。 ひとり時間が好きだが、仲の良い友達とまったりおしゃべりも大好き。
不燃区画と防火区画の違いを理解するための基本
ここではまず用語の基本を押さえます。不燃区画は文字どおり「燃えにくい材料と構造で区画をつくる考え方」です。建物の内部で火が出ても、燃え広がるのを遅らせたり、火の進行方向を断つ役割を担います。
一方、防火区画は火災が生じた際に「火の勢いが外へ広がらないよう、一定の耐火性能を持つ壁と床と天井で囲う区画」を指します。こちらは耐火性能の等級や時間を示す数値が設定され、建物全体の安全性を計画段階で担保します。
不燃区画と防火区画は目的が異なるのですが、現場ではしばしば併用され、互いの力を補いながら人の避難経路を確保したり、機械室や貯蔵庫など炎による被害を最小化する役割を果たします。
また、両者は法規や建築基準法の解釈にも影響します。材料の選択や施工方法は必ず専門家の指示に従い、地域の規定を確認することが重要です。長所と注意点を正しく理解することが、建物全体の安全設計につながります。
この章を読んで、あなた自身が関わる建物がどのような区画で構成されているのか、どの程度の耐火性を必要とするのかを考えるきっかけにしてください。
次の章ではそれぞれの特徴をもう少し具体的に見ていきます。
不燃区画の特徴と用途
不燃区画は 燃えにくい材料と接合部の工夫 によって区画を作る考え方で、主に建物の内部の仕切りや床下の空間、天井裏の空間などを含みます。天井材や壁材は不燃性の材料を使い、接合部には耐火処理を施すことが多いです。
目的は「炎が広がる前に封じ込める」「温度の上昇を制御する」「有害ガスの拡散を抑える」ことです。
使用例として、オフィスビルの共用部、病院の手術室周辺、学校の講堂や倉庫の区画などが挙げられます。厳密には材料の耐火性能や区画のサイズ、避難経路の配置などが規定され、施工時には施工ミスを避けるための品質管理が欠かせません。また点検・維持管理の観点からも、定期的な点検と補修が必要です。
不燃区画のもう一つの利点は「機能的な柔軟性」です。改修時に材料を変更しても、火災の影響を最小限に留められる場合があり、設計段階での余地を持たせることができます。
この点を理解しておくと、将来の建物改修や耐震・耐火の更新計画を立てる際にも役立ちます。
防火区画の特徴と用途
防火区画は耐火性能を持つ壁・床・天井で区画され、火災が起きても「指定の時間だけ燃え広がりを遅らせる」ことを狙います。時間の長さは地域の規定や用途によって異なり、一般に1時間や2時間といった耐火性能の区分が用いられます。
耐火材の品質、接合部のシーリング、開口部の防火扉・防火シャッターの有無などが総合的に評価され、消火・避難のための確実な動線を守るために設計されます。
防火区画は病院や学校、データセンター、オフィスビルのコア部など、火災発生時の安全性が重要視される場所で特に重要です。避難経路の確保と初期消火の支援、延焼の抑制と機械設備の保護といった役割を担います。現場では防火扉の適切な運用や定期的な点検、防火区画の防火区分の更新が求められます。
この章の内容を踏まえて、あなたが設計やリノベーションに関わる建物の防火区画が適切に機能しているかをチェックしてみてください。
不燃区画という言葉を友人とカフェで話していて、私はある疑問にぶつかりました。炎が出たとき本当に大事なのは燃料を減らすことだけでなく、炎の道筋を断つことだという話です。不燃区画はまさにその役割を果たす。燃えにくい材料と接合部の工夫で区画を作り、火の進行を遅らせ避難の時間を生み出します。設計者は材料の選択、施工の精度、区画の大きさや配置を何度も検討し、現場ごとに最適解を探します。普段私たちが何気なく通る建物の中にも、こうした地味だけど重要な安全の工夫が隠んでいる。



















